フロアの平面図は施設全体平面図(PDF資料)をご覧下さい。
原作の「紅嶺」は、1987年の大規模な個展「幽玄賛歌・奥田元宋展」に出品された幅5メートル54センチの大作で、作者が過去60年間山野を跋渉し、徹底的に自然を写生、その上で、剣岳や立山の峨々とした山並みの印象を象徴的な山景として、作者の心象をとおし幽玄志向の精神のもとに製作されたもので、今までの作品の中でも記念すべき大作と言われている。これを大塚オーミ陶業(株)において陶壁画として原作をさらに上回るサイズで複製された。
製作に際しては、画伯自ら何回も信楽工場へ赴き監修に当たり、最後には筆をとって実際に加筆等して焼き上げられた陶芸作品であり、ホールの一階ロビーに当館のシンボル的作品として常設している。